アルザス・プロムナードについて
いつでも、どこからでも、アルザス散歩
自宅にいながらアルザスの魅力を楽しみたい方のためのサイト
フランスのアルザス地方ってどんなところ?興味はあるけど旅行の予定はないなあ、という方のためのサイトです。
日本にお住まいの方、フランスの他の地方や外国にお住まいの方が、それぞれの場所にいながらアルザス散歩を楽しめるよう、画像や記事などを通じてアルザスの魅力を発信していきます。
これまでの道のり
アルザス地方の中心都市ストラスブールは、人と環境にやさしいまちづくりを早い段階から推進してきました。特にトラムを中心とする公共交通は、日本の自治体関係者、研究者、エコ意識の高い人々から注目され続けています。
現地視察の通訳やレクチャーなどの経験を通じて、日仏という国レベルの違いだけでなく、それぞれの町や村の特徴を様々な角度から見るようになりました。歴史的背景もその土地の現在の状況に大きくかかわっています。
歴史的・文化的な面も含めてストラスブールを紹介できるようになりたい、そう思ってガイドライセンスを取得しました。
観光の仕事に携わってみると、今まで気づかなかった課題が見えてきました。観光地での過剰な混雑や観光客向けに変貌していく生活環境・・・持続可能な発展や人々の連帯のために、自分でも何かできることはないだろうか?
今までの経験と、さまざまな人との出会いから、「バリアフリー(アクセシビリティ)」と「インクルーシブ」というテーマが方向性を示してくれました。そして調べ始めたのが車いすでも気軽に楽しめる散策コースです。ところがコロナ禍で日常生活も社会状況も激変してしまいました。
遠くにいるからこそできる体験を
自由に外出できないなら、散策コースも意味がありません。ワクチンや治療薬ができたとしても、これまでの世界に戻ることはないでしょう。
現地に行かないとできないことがあるなら、現地に行かないからこそ、遠くにいるからこそ見えるもの、感じられるもの、できる体験があるはず。
バーチャル、仮想、オンライン・・・特にこだわっていません。現地に行かずに散歩を楽しむ様々な方法を見つける、このプロセス自体も面白いと思いますよ。
どうして散歩?自分だけのとっておき
「アルザス・プロムナード」の「プロムナード」は、フランス語で散歩、散策、遊歩道などを意味します。
散歩は、旅行やツアーと比べると、非日常を強く求めるというわけでもなく、思いついたときに、ちょっとそこまで、といった日常感覚でできる気軽さがあります。実際に行くとなると遠い場所であっても、そうだ、これから出かけてみようかという気分でアルザスを身近に感じていただけたらと思っています。
また、散歩なので、「○○に行ったらやるべきこと」とか「絶対に買いたい○○」といったストレスがありません。自分の好きなようにアルザスを散歩しましょう!
皆さまからのご感想やご意見などをお伺いしながら、アイデアを練ったり、工夫したり、いろいろな道を開拓していきたいと思っています。
アルザス・プロムナード運営者 ヨシザキ・カヨコ
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発想の源
普段見慣れた風景も、実はとても奥深い世界だったりします。そんなことを気づかせてくれた言葉をご紹介します。
土地(地球)は先祖から受け継いだものではなく、子孫から借りているものだ。
-アフリカまたはインドに伝わる格言、あるいはサン・デグジュペリの言葉(諸説あり)
本当の発見の旅とは、新しい風景を探すことではなく、新しい視点を持つことだ。
-マルセル・プルースト
ロゴについて
自分だけの意味をつけてみてください
アルザス・プロムナードのロゴには様々な意味が含まれていますが、それだけにとどまらず、見る人が想像を膨らませて楽しんでいただけるようになっています。また、いろいろな場所を散歩していくと、ロゴの見方も変わっていくことでしょう。
アルザス名物ブレッゼル
曲線は散歩の道のイメージで、4つのブレッゼルはつながっています。四季の移ろい、人々が手をつないでいる様子、ひとつのものから次々と新しい発見へ展開していくプロセスなど、皆さまも自由な発想で4つのブレッゼルをつないでみませんか?
ブレッゼルとは:パンとプリッツタイプの2種類があります。
4枚の葉っぱ?4つの矢印?
葉っぱなら樹木や草花から自然を思い描いたり、矢印なら東西南北などを重ねて見たり、それ以外にも、2つの離れた場所や時代の異なる時間を示したり(4つあるので、2つはA地点の時間、他の二つがB地点の時間という感じです)、自分だけの意味や、それぞれの散歩に適した解釈が見つかることでしょう。
端が少しとんがった形をしています。アルザスのヴォージュ山脈やモミの木の形などのイメージですが、皆さまの身近な風景にもこの形で描けるものがあることでしょう。
4つ
ロゴには4つで1組になっているものが含まれています。万物の四元素は、一般的には、火、風(空気)、水、土とされていますが、四要素としてアルザスで私が興味をひかれるものは、樹木、石、水、土です。皆さんもお気に入りの四要素を見つけてくださいね。また、4という数は春夏秋冬の四季や四大陸(ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカ)を示すこともあります。皆さまが注目する4つで1組のものは何ですか?
ハート
ハート形はアルザスのシンボルのひとつで、モチーフとしてよく使われています。生命、愛情、またキリスト教においては聖心を示したり、形もさることながら、赤という色もアルザスに欠かせません。アルザスの旗にも使われているように、赤は伝統的にアルザス・カラーとなってきました。
大好きな映画のひとつ「フィフス・エレメント」からヒントを得て、ハート形を5つめの要素として位置づけ、ロゴの中央に配置しました。
ロゴで使用している色
灰色がかったブルーグリーン(青緑)
アルザスの山、川、平野をイメージさせるブルー系の色を探していたところ、日本の色で「山藍摺(やまあいずり)」というのがあると知り、赤(紅)とバランスよくマッチするこの色を選びました。
レッド(赤)
赤はアルザスと日本の共通カラーです。ただ、赤と言ってもいろいろな赤があって、日の丸の赤(紅)もひとつではないので選ぶのに悩みましたが、紅に近いと思われるカラーコードを使用しています。
ロゴは形に特徴を持たせてあるので、1色または白黒で使用することもあります。